『書きます!#観劇レビュー』

鑑賞した舞台のレビューをただただ書き残していきます!

舞台『ボーイング・ボーイング』を観劇した感想(ネタバレあり)

第83回目のレビューは、「ボーイング・ボーイング」です。

 

 

ワンシチュエーションで繰り広げられるドタバタコメディーで、海外で何度も再演されている傑作です。ストーリーが進むにつれてドタバタが増幅していき、ひたすら笑える最高な作品でした!

 

あらすじ

 

田舎から出てきたロベールは学生時代の友人ベルナールの家を訪ねる。すると、ロベールは、CAの彼女と付き合っているとベルナールに自慢される。しかも同時に3人のCAと付き合っていると!

国際線CA3人のスケジュールをしっかり管理し、時差を利用してバッティングしないよう3人の彼女と付き合っているベルナール。いつも通りの完璧なスケジュールで交互に彼女が来る、、と思いきや!徐々にスケジュールが崩れ、しまいには3人全員が鉢合わせになってしまうとんでもない展開に!!!!

とんでもない友人の恋愛事情に巻き込まれ、ロベールはこの状況を突破することができるのか・・!

 

 

修羅場を回避せよ

 

少し歯車が崩れ始めると雪崩のようにすべての歯車が狂っていく・・・とはまさにこのこと。同時に3人とお付き合いするのは無理でしたね(笑)

3人の彼女がバッティングしてしまうというトンデモ修羅場を回避すべく、全く無関係なロベールが全力で奮闘するのですが、その振り回されっぷりが本当に可愛らしくて滑稽で、見ているこっちは笑いが止まりませんでした。

 

3人の個性爆発なCA

 

国際線のCAとしか付き合わないベルナールは、アメリカ・ドイツ・フランスの3か国のCAと付き合っています。どのCAも個性大爆発で、その3人のCAを大友花恋さん、飯窪春菜さん、愛加あゆさんが演じられております。3者3様の可愛らしさでステージ上を鮮やかに彩ってくれ、そしてちゃんととんでもないタイミングで登場し、大混乱を巻き起こしてくれるのでした(笑)

 

主人公のロベールをふぉ~ゆ~の福田悠太さん、3人のCAと付き合っている友人ベルナールを室龍太さんが演じられておりますが、どちらも毎年多くの舞台に出演しているだけあって、とても上手ですよね。特に福田さんはコメディがぴったりだと思います。

表情が大胆でありオーバーなリアクションも上手い。3人のCAが入れ代わり立ち代わりで状況が複雑に変わるなか、場面に合わせて表情がころころ細かく変わり、芸達者な方だなぁと感心してしまいました。

コメディー作品との相性ぴったりだと思いましたので、また様々な作品に出演してほしいと思っております。

 

【公演情報】

 

「ボーイング・ボーイング」

 

作:マルク・カモレッティ

演出:三枝孝臣

 

出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)、室龍太/大友花恋、飯窪春菜、愛加あゆ/松本明子

 

東京公演:2022年5月14日(土)~5月29日(日) 自由劇場

京都公演:2022年6月3日(金)~6月5日(日) 京都劇場

 

観劇日:2022年5月23日(月)18:00公演