『書きます!#観劇レビュー』

鑑賞した舞台のレビューをただただ書き残していきます!

宝塚雪組『蒼穹の昴』を観劇した感想(ネタバレあり)

今回のレビューは、宝塚雪組「蒼穹の昴」です。


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中国史をベースとした大ベストセラー小説「蒼穹の昴」を初舞台化した作品です。

清国時代の中国を舞台に、国の存亡を大きく揺るがす事件が巻き起こる重厚な歴史大作ミュージカルでした。

 

セットの豪華さがとんでもない

 

本作はとにかく舞台セットが豪華で、豪華絢爛とはまさにこのことか・・・と思いました。

清の時代を描くため、民族衣装や王宮の装飾がとにかくきらびやかでステージ上がキラッキラ。

 

場面転換がかなり多く、さらに豪華絢爛なセットの数々なので、少しでもタイミングが狂ったらステージ上が止まってしまうくらい、他のシーンに影響が出てしまうだろうなという感覚でした。

 

大好きで応援している和希そらさんは、前作ではスリの少年役でしたが、今作では彩風さん演じる主人公の梁文秀とともに科挙に合格し官史となる順桂。笑顔を封印した頭の切れるキャラクターで、物語の後半、大きな事件を起こし、自爆して亡くなってしまいました。

そらさんは闇のあるキャラクターをよく演じているイメージというか、似合うというか・・・。幸せに暮らしているキャラクターも演じてほしいな!?

 

芝居が終わり、ラストのショ―にて、真っ赤な衣装をまとったそらさんが出てきて銀橋でひとり歌っている姿を見た時、何人の心が救われたことか・・・。

 

そして本作は専科の方々が多く出演されているため、年齢層も幅広く、物語を随所で引き締めておりました。

 

本作は娘役トップである朝月希和さんの退団公演となります。

歌も上手くお芝居も上手く、そして愛嬌たっぷりで美しさもある、素晴らしい姿をこの目におさめることができました。

 

ここまで豪華絢爛な舞台は久々で、大迫力の作品でした!

 

【公演情報】

 

宝塚雪組 グランド・ミュージカル「蒼穹の昴」

 

原作:浅田 次郎

 

出演:

奏乃 はると、千風 カレン、透真 かずき、真那 春人、彩風 咲奈、久城 あす、杏野 このみ、朝美 絢、愛 すみれ、桜路 薫、天月 翼、白峰 ゆり、和希 そら、朝月 希和、妃華 ゆきの、沙羅 アンナ、叶 ゆうり、諏訪 さき、野々花 ひまり、希良々 うみ、羽織 夕夏、眞ノ宮 るい、星加 梨杏、縣 千、日和 春磨、琴羽 りり、麻斗 海伶、一禾 あお、有栖 妃華、咲城 けい、真友月 れあ、涼花 美雨、稀羽 りんと、花束 ゆめ、聖海 由侑、壮海 はるま、夢白 あや、愛羽 あやね、莉奈 くるみ、紗蘭 令愛、天咲 礼愛、千早 真央、愛陽 みち、蒼波 黎也、絢斗 しおん、麻花 すわん、菜乃葉 みと、風雅 奏、和奏 樹、音彩 唯、琴峰 紗あら、愛空 みなみ、紀城 ゆりや、海咲 圭、希翠 那音、美影 くらら、月瀬 陽、華世 京、霧乃 あさと、華純 沙那、夢翔 みわ、天音 ことは、夢陽 まり、藤影 ゆら、彩名 美希、白綺 華、瑞季 せれな、風立 にき、絢月 晴斗、妃奈 環、瞳月 りく、乙瀬 千晴、小乃美 ゆき、苑利 香輝、紗香 にいな、水月 胡蝶、星沢 ありさ、榊 歩、琴華 ひまわり、清羽 美伶、千乃 新
               
専科/京 三紗、汝鳥 伶、一樹 千尋、夏美 よう、悠真 倫、凪七 瑠海

 

 

日程

宝塚公演:2022年10月1日(土)~11月7日(月) 宝塚大劇場
東京公演:2022年11月26日(土)~12月25日(日) 東京宝塚劇場

 

観劇日:2022年11月29日(火)18:30公演