今回のレビューは、ジョンソン&ジャクソン「どうやらビターソウル」です。
ジョンソン&ジャクソンとは俳優の大倉孝二さんと脚本家・演出家のブルー&スカイさんが共同主宰し2014年に旗揚げしたユニットだそうで、今回初めて観劇しました。
大倉さんの芝居は前から好きで、出演されている舞台は何度か観劇したことがあるのですが主宰舞台は初でした。期待を裏切らず、沢山笑わせていただきました。
まったく意味不明だけどそれを求めてた
全体を通して伏線があり一つのストーリーが展開していくのですが、一つ一つのボケはカオスでまったく意味不明。支離滅裂だけどそれが演劇だと成立する不思議を感じました。
個人的にそういう作品が大好きなので、たまりませんでした。
出演者5名とも本当に芸達者な方たちで、突拍子もないことしても絶対に面白いという安心感すらあり、そして「なにしてんのこの人たち(笑)」が2時間続きます。
頭空っぽで楽しめる作品で、疲れたときに観れば何もかもどうにでもなれ!って気持ちですっきりするだろうし、元気なときに観れば笑って元気をチャージできるだろうなと。
本作は下北沢のザ・スズナリでの上演で、客席は150席ほどの小劇場です。スズナリは個人的にも今回初めて行きまして、小さな劇場に響きわたる笑い声が心地よかったですし、小劇場だからこそ観たい作品だと思いました。カオスな空間に心酔いしれました。
ジョンソン&ジャクソンは来年1月にも新作を控えているようで、また観に行きたいと思います・・・!
【公演情報】
ジョンソン&ジャクソン「どうやらビターソウル」
作・演出:ジョンソン&ジャクソン
出演:大倉孝二、ブルー&スカイ、ノゾエ征爾、佐藤真弓、渡辺真起子
公演日程:
東京公演 2022年11月9日(水)~11月20日(日) 下北沢ザ・スズナリ
大阪公演:2022年11月25日(金)~11月27日(日) ABCホール
観劇日:2022年11月19日(土)19:00公演