『書きます!#観劇レビュー』

鑑賞した舞台のレビューをただただ書き残していきます!

「Little Voice-リトル・ヴォイス-」を観劇した感想(ネタバレあり)

第13回目のレビューは『Little Voice-リトル・ヴォイス-』です。

 

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本作品は、大原櫻子さん初主演舞台として注目されています。

 

 

元々、櫻子ちゃんの歌声が大好きでライブにも行ったことがあります。

そんな櫻子ちゃんが、歌声を存分に披露する舞台の主演と知り、行かないわけにはいきません!

 

 

櫻子ちゃんが演じる少女リトル・ヴォイスは口数の少ない、あまり感情を見せない女の子です。そのため、歌以外のセリフがほぼなく、しぐさや表情でストーリーを進めていきます。

 

随所で音楽が流れ、その音楽に合わせ、初めて彼女が歌ったとき、あまりの上手さに鳥肌が立ちました。一瞬で空気が変わったのが分かります。

 

昔の洋楽をメインに歌い上げているのですが、いつもの櫻子ちゃんとは異なりそれぞれ曲に合わせて声色を変えて歌っています。

 

中盤、リトル・ヴォイスがクラブの劇場のステージに立ち、歌声を披露するシーンは圧巻です!!!リトル・ヴォイスのなかに眠っていた歌姫としての才能が開花した瞬間です。

そして、舞台を観に来ていた私たち観客は、いつの間にかリトル・ヴォイスのステージを観に来たクラブのお客になっています。とても面白い感覚になりました。

 

 

 

また、酒と男におぼれ、リトル・ヴォイスに強く当たる母親を安蘭けいさんが演じています。

とにかくパワフルな役柄でセリフの量が尋常じゃない!そして喜怒哀楽が激しい!

とても大変な役だと思いますが、安蘭けいさんは非常に丁寧に力強く演じておりました。

 

 

また、舞台装置は回転式のステージを使用しており、回転することでリトル・ヴォイスの家とクラブのステージを暗転中に転換していました。

クラブのステージでは左右にバンドもおり、生演奏でのステージは音に迫力と臨場感が生まれ、上質な音楽ライブに来ているような感覚になります。

 

 

大原櫻子の歌は力強く、圧巻のステージです!!!一人の少女が歌を通して心を開き、新たな人生の扉を開く、心打たれる素晴らしいストーリーです。

 

公演期間は約2週間と短いですが、地方公演があります。ぜひ観に行ってみてください!!!

 

【公演情報】

 

『Little Voice-リトル・ヴォイス-』

 

 

 

出演者:大原櫻子、安蘭けい、山本亮介、池谷のぶえ、鳥山昌克、高橋和也

 

 

 

 

東京公演:2017年5月15日(月)~5月28日(日) 天王洲 銀河劇場

 

富山公演:2017年6月3日(土)~6月4日(日) 富山県民会館 大ホール

 

北九州公演:2017年6月24日(土) 北九州ソレイユホール

 

 

 

 

観劇日:2017年5月24日(水)14:00公演