『書きます!#観劇レビュー』

鑑賞した舞台のレビューをただただ書き残していきます!

舞台『コムサdeマンボ!』を観劇した感想(ネタバレあり)

第70回目のレビューは、舞台『コムサdeマンボ!』です。


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関西を中心に俳優として活躍されているジャニーズの室龍太さんを主役に迎え、テレビ番組の制作会社を舞台に展開する、ワンシチュエーションドタバタコメディ作品でした!

 

 

新喜劇のようなドタバタコメディー

 

 

ステージ上にはバラエティ番組制作会社のワンルームが広がり、番組で使用するのであろう様々な小道具が置かれておりました。

見た目もカラフル、演者の衣装もカラフル、そして何よりも新喜劇さながらのクセのあるキャラクターが次から次へと登場し、絶えず問題が舞い込み大混乱!

 

アドリブもあり、むちゃぶりもありで、その日限りの舞台をキャスト全員で作り上げている感覚がありました。

客席からも笑い声が響き、それに呼応するかのようにステージ上でもまた新たな笑いが生まれ、毎公演同じ台詞のものは上演されないんだろうなという特別感がありました。

 

コメディならではの演出

 

 

コメディ作品ならではの演出が数多く取り入れられておりましたが、その中でもひとつ。ストロボモーションのような、暗闇の中で照明を連続点滅させることで舞台上で役者がコマ送りのように見えるような演出で場面転換しており、場面を切らさず流れるように、かつ、コメディ要素も盛り込みながら転換する手法だと感じました。

 

照明の連続点滅を用いる演出は、長時間見ていると目がパキパキしますし具合も悪くなる方もいらっしゃいますので短時間かつ少ない場面の使用に限りますが、喜劇的要素もありますし、非常に面白い照明演出のひとつだと個人的にも感じています。

 

 

主演である室龍太さんはクセのあるキャラクター達の小さなボケもしっかり処理して、かなり対応力スキルの高い役者さんだなぁと感じました。今後、コメディ以外の舞台作品で別の表情も観れるのではないかと期待しております。

 

 

【公演情報】

 

『コムサdeマンボ!』

https://c-mambo.com

 

作: 可児理華

演出:水田伸生 

 

出演者:室龍太/ 田中真琴、 古謝那伊留、 川久保拓司/ 石垣佑磨、 金田哲、 六角慎司/ 酒井敏也  

 

公演日程:

 

大阪公演:2021年8月5日(木)~8月8日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

 

東京公演:2021年8月11日(水)~8月22日(日) 銀座 博品館劇場

 

京都公演:2021年8月24日(火)・8月25日(水) 京都劇場

 

静岡公演:2021年8月27日(金)静岡市民文化会館 中ホール

 

観劇日:2021年8月15日(日)17:30公演