第40回目のレビューは、劇団スカブラボー第8回公演「天野博士の憂鬱」です。
新シリーズ「羽ばたけ小劇団」の第2回目!
下北沢の「劇」小劇場での公演。演劇の聖地である下北沢で、本作は上演されておりました。
主人公は数々の発明を生み出した天才、天野博士。
彼が発明したパワーエネルギー"Lパワー"が悪用され、地球の半分が溶解してしまった世界。残された人類を守るため、天野博士が見つけた無人惑星に人類を移住させる計画を立てる。
そして、移住計画を実行するために博士と研究員はその惑星に調査に向かう。
惑星を探索すると、なんと!人間に似た生物の姿が!
無人惑星だと思っていた星には、別の生物がいた!!!
無人ではないことが分かり、退散しようとしたのだが、惑星の抱える問題に巻き込まれてしまった博士一行。そして、その問題を解決しようと手を貸すことにしたのだが、惑星の運命を揺るがす大きな事件が・・・!
展開の早い1時間40分の上演。次から次へとキャラクターが入れ替わり立ち替わり、ストーリーが進んでいきました。
驚いたのは、出演者全員が非常に芝居が上手く、キャラクターとしてしっかりと舞台上に存在していたことです。
そして、場面転換が多い中でも、暗転を使わず音響や照明で転換を表現している点が非常に印象に残っていて、作品全体の一体感を感じました。
【公演情報】
劇団スカブラボー 第8回公演「天野博士の憂鬱」
劇団:劇団スカブラボー
出演者:阿部遼哉、内藤慎人、大塚かよ、雁瀬有子、さらら、鈴木拓也(レティクル座)、高槻しおり(偶像ぱんでみっく)、つりはるこ、野木ナツキ、堀内愛海、松下美優(志事務所)、宮本圭介、横内のぞみ
日程:2019年4月24日(水)~4月28日(日)
会場:「劇」小劇場(下北沢)
観劇日:2019年4月26日(金)19:30公演